雑誌を何気なくめくっていると、見たような顔が・・・・麻生興一や。
麻生興一がボクシングをしていると風の噂に聞いたことはあったのだが、日本S・ライト級チャンピオンでタイトル初防衛に成功した、と書いている。
14~5年前、麻生興一は雄城台高校ラグビー部で当ジムに通っていた。
ある日、1階の休憩室で弁当をガツガツ食べていると、ちょうどサウナからプロレスラーの武藤敬司さんが上半身裸で出てきた。(武藤さんは大分でイベントが有ると、時々当ジムに寄って下さる。)
まだ、額の傷も生々しかった頃の武藤さんである。
麻生興一は武藤さんに向かってすかさずこう言った。
「大きいですねぇ。プロレスかなんかやっているんですか」
すると、武藤さんは手を横にふって、
「いや、やってない、やってない」
麻生興一は
「あ、そうすか」と言ってまた弁当をガツガツ食べたのだった。